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増築リフォーム事例

BEFORE  - 施工前 -

 


堀江町のH様は会社の事務所を増築されるという事でご依頼くださりました。
例え仕事用の事務所と言えど1日の大半を過ごす場所。
予算の範囲で健康的な空間にしたいとのご要望でした。
 

設計段階ではスケッチパースを作成し
お互いのイメージの共有をしながらプラン作りをしていきました。


 

 

施工中

 砕石を基礎コンクリートを設置するところへ敷き均し転圧します。
これを地業工事といいます。

※転圧とは、後から地盤が下がらないように
地盤を叩き締め固めることを言います。

 均しコンクリートを打っています。
専門用語で生コンクリートを流し込むことを
「打つ」とか「打設」するとか言います。
業者と話をしていると度々出てくるので
憶えておきましょう(^^)

均しコンクリートは基礎が所定の位置、高さで打設出来るようにするためのものです。
強度的にはあまり重要な部分ではありません。

型枠を組んで、鉄筋を組み立てています。
こちらは敷地の形状の問題で、L型の特殊な形状の基礎になっています。
通常は逆T型かベタ基礎になります。 

基礎が出来たところです。
基礎のフーチング(下の地盤に直接当る平たい部分のこと)と立上り部分に出る打ち継ぎ部分もしっかりレイタンスを除去してから打ち足しています。

防湿コンクリートも打って湿気進入防止もしています。

(レイタンス除去中。薄い白っぽい部分(=レイタンス)はコンクリートとしての強度はほとんどありません)

この工程を結構無視している業者も多いです。
というか知らない業者もいます。
レイタンス処理をきちんとするか、一発打ちにするかしないと構造的に欠陥が出る恐れがあります。

基礎のコーナーの部分にも渋い配慮を。
ハンチを入れてます。(コンクリートの斜めの部分の事です)
小さなハンチを入れるだけで全然強度が変わります。(一番力がかかる基礎の角部分の断面積が増えるため)
住宅しかやった事がない業者さんはハンチってなに?って思う方もいるかもしれませんが・・

基礎天端モルタルも最近多いレベラー(セルフレベリング材)は使わず昔ながらのやり方で丁寧に均しています。

小さな基礎工事ですが、基本性能を備えた正しい施工で造っていますね(^^)
派手さは無いですが技術屋の目が光る部分です(キラッひらめき

 本体の構造材を組み立てています。

構造材には桧を使いました(梁は米松)

高性能断熱材ネオマフォーム

 天井と床には杉の積層板を使っています。
厚さが36ミリもあるので足も暖かいです。
(床断熱はネオマフォーム50ミリ!)
天井は
断熱材60ミリ+通気層40ミリ+杉板36ミリで断熱+遮音(吸音)もバッチシです

柱と土台、柱と横架材との接合は金物を使い
しっかりとします
羊毛断熱材

羊毛断熱はホルムアルデヒド等の化学物質の吸着。(羊毛断熱材も吸放湿性能がありますので同様の機能を発揮します)
これを使うことによって壁体内結露が起こる可能性は大幅に少なくなります。
そして、この断熱材は隙間なく壁の中に挿入出来るので熱橋が出来ないので断熱欠損が起こりません。

耐力面材にはモイスを使い、壁倍率2.7倍の強固な構造としました。

耐力面材のモイスバーミュキライト、消石灰、珪砂などの100%自然素材で出来ています。
天製造過程でも接着剤などの有機材料を使用していないので有毒な物質は一切放出しません。
さらに呼吸をする素材で調湿、透湿性能を備えていますので壁体内の湿気を外に逃がし結露を起こしません。
無機質なのでカビが生える養分もないのでカビの発生や木材の腐食を防ぎます。
自然素材でありながら他の有機系の材料を超える耐震性能を備えています。


塗り壁の壁には、「アスファルトフェルト
という下地材を使うのが一般的ですが、
これは透湿性がほとんどなく、室内の湿気を外に放出することができないことから、壁内の結露やカビ、シックハウス症候群などの要因とされています。
そこで、水蒸気などの湿気を通し、かつ、防水性もあわせもつ壁下地防水紙
モルタルラミテクト」を使用してます。

写真の白いシートがモルタルラミテクトです。

モルタルラミテクトを貼った上に
波型ラスを貼り付けています。
この上に塗り壁を塗ります。


100%自然素材の外壁塗り壁
シラス壁(そとん壁)」の下塗りです。
 見た目は普通のモルタルっぽいですが
中身は全然違います。
しばらく養生してから上塗りにかかります。
 

外部は100%自然素材の「シラスそとん壁」を使いました。
写真は上塗り中。
今回は掻き落し仕上げです。
上塗りをした後、水引き具合を見計らって表面を掻き落して粗面にする仕上げ方法です。

(掻き落し仕上げ)

写真は掻き落し中です。
この掻き落した後の粉も集めて麻袋に入れておくと消臭剤と同じ効果があります。
下駄箱の中にでもどうぞ。

この「シラス」は湿気を通すが防水性があるというおもしろい特性を持っています。
最近の塗り壁材は2~5ミリ程度のものが多いですが、これは18ミリの厚さがあります。
素朴な表情が魅力的ですね。 


 


工事のポイント
シラスそとん壁


シラスとは火山の噴火により、火砕流となって流れ出た火山噴出物です。
噴火のあとに空から降ってくる灰とはちょっと違うんですね。

この壁の特徴はまず100%自然素材のみで出来ているという事。
さらに厚みが18ミリもある。
(最近の塗り壁仕上げ材は2~5ミリ程度のものが多い)
そしてシラスは多孔質なため水蒸気が壁を通り抜ける構造になっています。
もちろん外壁材なので雨は通しません。
おもしろいでしょ!雨は防ぐのに水蒸気は透すなんて・・・。
ここがこの外壁材の大きな特徴です。

もちろん土に還る素材なんで数十年後(または数百年後))に解体されても環境に負担をかけません。


 

AFTER     − 施工後 −

 



H様邸のコンセプトは「深呼吸する家」です



リフォームが終わって・・・お客様の声

お客様の声


増築した部屋は入るとほわっとして気持ちが良いです。


体感できるほど空気が違うのってスゴイです。



ワンズスタイルが提供する住まいは中々口では説明できないものです。
結果として最後にご理解していただける。
これを施工前に伝える術があればいいとも思いますが。
しっかりとした構造に、しっかりとした工事管理があってこそ
良い住まいが出来あがります。

身体に無害な呼吸をする材料を使い、接着剤にも配慮する。
それだけでこんなに空気が変わる。いい例となりました。



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