大正時代のイメージを絵で表したとしたら、
竹久夢二の植物的で女性的なイメージではないでしょうか。 あるいは「はいからさんが通る」の女学生。 日本画と19世紀末のアールヌーヴォーが混交した夢二の絵には 不思議と郷愁とか癒しのようなものが感じられます。 現代の女子大生の卒業式の衣装は何故か「はいからさん」を思わせる袴です。 ほとんどの女子学生が卒業の晴れの場で、生まれて初めて袴をまといますが 彼女たちが着ているのは「新しい時代への希望」のイメージではないのでしょうか。 |