ワンズスタイル 松山市 リフォーム 愛媛 伊予 松前 自然素材

ワンズスタイル 天然素材にこだわった和モダンな家

松山市 IJ様邸

IJ様邸は現代和風の家です。
玄関の洗出し仕上げ
40ミリの浮造り仕上の杉フローリング
真っ白な塗り壁、
杉天井など 個性を出した
自然素材一杯の見どころある
素敵なお住まいです。

 

施工中 -基礎-

 

 「スウェーデン式サウンディング試験」 


測定値に基づき
換算N値」というものを算出して判定します。

換算N値というのは、
もう少し大規模な建物に使われる
標準貫入試験で導かれるN値
近い値を出して判定するために
算出します。



頑丈な基礎の鉄筋組み

全てD13という通常より太めの鉄筋を
15cmピッチで細かく入れています。
D10の鉄筋は使っていません。

鉄筋組上がったら生コンクリート打ちですが、
生コンを打つに先だって品質管理試験を行います。

 この検査で分かることは

  1. 1.スランプと言われるコンクリートの柔らかさを確  認できます。発注した通りの柔らかさで運ばれているか確認します。
  2. コンクリート中の空気量を確認します。コンクリートの中には多少の空気が入っていないと流動性が悪く、入り過ぎていると今度は強度に影響が出ます。
  3. コンクリート温度を確認します。あまりにも寒い日でコンクリート温度が低すぎると所要の強度が出なくなるので施工を中止、又は適切な処置をする必要があります。
  4. 塩化物含有量を確認します。塩化物が多いと鉄筋に悪影響を与えるので、これも重要な確認事項です。
  5. 所要の強度が出るかテストピースを作って確認します。7日後、28日後に試験をして本当に想定した強度が出るか確認します。
    ワンズスタイルでは
    生コンは流し込んでしまうと、もう工事の後戻りが出来ないのでこのように前もって品質を確認する必要があると考えています。


これはスランプと温度を図っている様子です


空気量を確認します

これがテストピースです。
後日圧縮強度試験をして強度を確認します。

この試験をしないと実際に想定した強度が出ているか確認する方法がありません。
(シュミットハンマーという簡易な測定装置もありますが、信頼性は低いです)
後ろのメーターが空気量を測定する装置です。

コンクリートにカンタブと言われる試験物を差し込んで、塩分含有量を測定します

コンクリートの品質を確認する術がありますが
実際には住宅建築においては、このような受入れ時の試験はされていない事が多いようです。

しかし、一番大事な基礎部分なのですから、このような品質管理はやっておくほうが良いと思います。

綺麗にならします。
打設完了です。

この後しばらく養生して立ち上がり型枠を組んでまたコンクリートを打ちます。


コンクリートは後戻りが出来ないだけに慎重に施工しています。

基礎スラブのコンクリートを打ち込んだ後、
レイタンス処理というものを行いました 。

住宅の基礎工事では行われていない場合が多いようですが、ワンズスタイルではこのような施工もしっかりと行います。

目に見えず、基礎が出来上がったら全く分からない個所ですが、だからと言ってそれを省いていいと言う訳ではないと思います




施工中 -大工工事-


大工さんが構造材の刻みをしております。

これは墨付けという作業をしています。

図面から部材を読み取り、木材の仕口や継手の位置と形状を木材に書き込んでいくのです。

※仕口・継手・・・・材木と材木を接合する部位                                      
    継手は同方向につなぐもの。
    仕口は2つ以上の材木を違う角度で接合す   
    るものを言います

現在は、プレカットが主流になっているので、この「墨付け」が出来ない大工さんが多いそうです。
プレカットの普及も善し悪しという事ですね。

これは墨付けした材木を実際に削っている所です。
大工さんの腕の見せ所です!

プレカットに比べ手作業での刻みはスピードも遅く、コストも高くなるので、どうしても今は敬遠されがちです。

ですが、プレカットでは出来ない特殊な仕口や継ぎ手も採用出来るし、大工の目で材木を適所に配置出来ます。

一本ごとに異なる木のクセや性質を読み臨機応変に手を加えることで、良い構造体になっていくのです。

プラス、大工の技の継承にもつながりますし。



上が、通常の柱の大きさ(3.5寸)で、
下のが今回使う柱6寸角(18cm角)です。

なんと3倍もの断面積なのです。これは強い!

地産地消という事で愛媛県産の杉を使い、さらにその乾燥にもこだわっています。
通常、構造材には乾燥されたものを使用します。

それは組上がった後、木が暴れたりするのを抑えるためです。

最近は乾燥のスピード化、効率化のため100度前後と言う高温で乾燥させるのが主流となっていますが、これには弊害があります。実際の材木を見ると一目了然なのですが、乾燥材は木が死んでいます。乾燥前と乾燥後の材料では色が全く変わってしまっているのが通常です。

中心割れしている材も多く、水分と一緒に木に含まれている油分まで飛んでしまって粘りのない弱い材木になってしまっているのです。

ですがワンズスタイルで使う材は、中温乾燥といって50~60度程度の低い温度でゆっくり乾燥させ、油分を保持したままの状態で水分を抜いています。

これもワンズスタイルのこだわりです。

これもメインフレームの6寸幅の梁材です。

なんと長さが8mもあります!

通常の住宅は4mの長さのものを継ぐのですが、
本当は1本物が望ましいのです。

誰が考えても継いだ木材より1本物の方が強いですからね。

実物を目の前にすると凄い迫力です!

6寸幅の8m物の木材を見ることなんて、一般人はもちろん、普通の建築屋さんでも中々ないので、加工場の近所の方もジロジロ見ていました。

 
 

これも6寸角の柱材。

通し柱に使います。

今の住宅は壁で耐力を持たす考え方なのですが、もし壁が限界を超えても建物が簡単に壊れないようにと考え、このような構造を採用しています。

構造体だけは後からリフォームで交換するという訳にはいかないので、良いものを使うようにしましょう

このようにメインフレームはあらかじめ組んでおいてクレーン車で吊り上げて組み立てていきます。

梁から柱がぶら下がっておりますが、通常の短ほぞ差しではなく、長ほぞ栓打ちしているので抜け落ちたりはしません。

 

 



普通、柱は土台の上に載せますが、IJ様邸の通し柱は基礎の上に直接載せます。
落とし蟻と言われる仕口の方法で、中々お目にかかる事がない珍しい方法を採用しています。
ですので上の写真のように土台が途中で切れています。


メインフレームが門型に定間隔に組まれています。

大きな通し柱が7本もあります。

昨今の間取り優先の家作りではこのような架構は中々出来ません。

構造を念頭に置きながら間取りを作ることによってはじめて出来る架構なのです。

そうした結果、シンプルな架構になって、将来のリフォームなどにも対応し易い構造にもなっています。

メインフレームが組まれてます。

8mの大梁は壮観です

柱の足元や柱頭は、昔ながらの長ほぞ込栓打ちとなっています。

しっかり柱と梁が引き付けながら固定されます。

プレカットの短ほぞ差しとは一味違いますね。

通し柱と梁との接合状況です。

向こう側の梁が柱にささっているのが分かりますね!

色んな部材や仕口が絡み合って接合部を締めつけています。

金物に頼らなくてもこれだけの接合が出来るのです(もちろん金物もしっかり使いますけど)

金物ありきの構造と、木組みでしっかり作り、金物は補助的に使う構造。どちらがいいかは明白ですね。

クレーン車の運転手さんも
「棟上げも結構行っているけど、こんな構造は今どき見たことないなあ」
と関心していましたよ

良い棟上げでした


ワンズスタイルは名前だけではない本物の自然素材にこだわって住宅建築をしていますが、
もうひとつのこだわりが現場施工です。

見えなくなる部分でもより良い施工方法を探求し実施しています。

そのうちの一つを紹介しますと下地の防水措置です。

この写真はサッシの下部の写真ですが、緑色のシートは先張り防水材といって
万一サッシのパッキンの劣化などからの
漏水、結露水などが起きた場合にも
浸水を食い止め、構造体である木材を傷めないように配慮して付けています。
ちょっとしたことですが、やるのとやらないのとでは大きな差です。
目に見えない所まできっちり施工しています。

今回の耐力面材は1スパンで3.5倍という強度を誇るものを使用しています。
面材そのものが優れた防火性能を持っています。
さらに透湿機能もありますので、壁の内部に湿気がたまらないので壁体内結露が起きにくい構造になっています。
よく使われる合板などですと湿気が抜けにくいので壁の内部で結露を起こす可能性もありますので、ワンズスタイルでは使用しません。

外壁の塗り壁も透湿する塗り壁を使います。
見た目だけではなく中身もワンズスタイルはこだわってます。


 
IJ様邸、ようやく耐力面材が貼り終わりました。

I様邸の外壁は1階部分は杉の無垢羽目板で2階部分は「シラス壁」です
・100%自然素材であるという事。
・透湿と防水を兼ね備えた家にも人にも優しい素材  であること
・マグマ熱により自然焼成されたセラミック素材であるため極めて製造エネルギーが少ないエコ建材であること
細かく言うとその素朴なテクスチャなど特徴はたくさんあるのですが、やはり自然の恵みで出来た外壁ってだけでイイ感じしますよね。

1階の杉の羽目板と合わせて外壁にも自然素材を使っております。
健康と環境。
その両面をI様邸では実現していく予定です。


 







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ワンズスタイルは名前だけではない
本物の自然素材にこだわって住宅建築をしていますが、
もうひとつのこだわりが現場施工です。

見えなくなる部分でもより良い施工方法を探求し実施しています。


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ワンズスタイル 代表取締役 神野和彦